生理不順の基礎

心配なのはこんな生理不順です

排卵がない(無排卵)

生理不順でも排卵があるかないかが大きなポイントになります。排卵が起こっていない場合は、長い間、放置しておくと、無月経や不妊症の原因につながってしまうことがあるので、早めの治療が必要です。
排卵の有無は、基礎体温をつけることによってチェックできます。

基礎体温のマメ知識

・基礎体温とは?
基礎体温とは、熟睡時の内臓の動きが最も静かな状態の体温のこと。ですが、寝ている間は測定することが出来ないので、朝目覚めて体を動かす前の体温を基礎体温としています。

・どうやって測るの?
基礎体温は、0.3〜0.5度Cの微妙な温度変化をみていくものなので、普通の体温計では対応できません。測定するためには、1度Cが20等分された婦人体温計が必要です。朝目覚めたら横になったまま、婦人体温計を舌下にはさんで測ります。

・おさえておきたいポイント
排卵の有無をチェックするために最も重要なのは、全体を通して体温変化が判断できること。ですので、毎日欠かさず付けられなくても、3ヶ月ぐらいは続けて測るようにしましょう。 また、起床時間が遅くなるほど体温は上昇するので、できれば毎日おなじ時間に測るのが理想的です。

・チェックのしかた
排卵していると予測される基礎体温は、低温期と高温期に分かれていて、低温期から高温期へうつるタイミングで体温の陥落する日があります(陥落日がない人もいます)。 それとは逆に、体温の高低がなく一直線だったり、低温と高温が入り乱れていたりする基礎体温は、排卵が起こっていない疑いがあります。

ホルモンバランスが乱れている

生理は、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)という2種類の女性ホルモンの増減によって、規則正しく起こっています。ところが、ストレスや不摂生などによって、これらホルモンの分泌に関わる器官がダメージを受けると、うまく分泌されなくなったり、分泌量が少なくなったりして、2つのホルモンのバランスが大きく崩れてしまうのです。その影響が「生理不順」という症状として現れます。
ホルモンバランスの乱れは、放置した期間が長ければ長いほど元の状態に戻りにくく、無排卵や無月経、不妊症の原因につながることもありますので、できるだけ早めに改善することをお勧めします。

子宮・卵巣に病気や異常がある

急に、生理期間が長くなったり、出血量が増えたりする場合は、子宮筋腫や子宮内膜症、子宮ポリープなどの婦人病にかかっている可能性もあります。また、頻繁に生理があると思っているものが、実は、生理ではなく、婦人病が原因となった不正出血のこともあります。
いずれの場合も、放っておけば重症化する恐れがありますので、一度、婦人科医の診察を受けるようにしましょう。