生理不順の基礎

正常な生理の目安

正常な生理周期

最も理想的な周期は28日周期です。しかし、25〜38日の間であれば、正常範囲だといわれます。また、前回の周期に比べ2〜3日くらいのズレなら問題はありません。

正常な生理期間

4〜5日で終わるというケースが一般的ですが、3〜7日の範囲内であれば問題はありません。

正常な経血量(生理時の出血量)

経血量は、1回の生理で50〜200gほど。目安として、夜用ナプキンでももれてしまう、貧血を起こしてしまうほど多い、もしくは、2日くらいで終わるほど少ないようであれば注意が必要です。

生理不順にもいろいろなケースがあります

生理周期が長い「稀発月経」

生理周期が39日以上、90日未満の場合を「稀発月経」といい、原因としては、下垂体や卵巣機能の低下、甲状腺の異常などがあげられます。無排卵の場合と、生理から排卵までの日数が長い遅延排卵の場合があり、無排卵性の場合は、不妊症や無月経の原因になることがあるので注意が必要です。

生理周期が短い「頻発月経」

生理周期が24日以内と短い場合を「頻発月経」といいます。頻発月経にも、排卵があるものと無排卵性のものがあり、生理周期が極端に短い場合は、無排卵の可能性が高いと考えられます。頻繁に生理の出血が起こるため、長期にわたった場合は、貧血を伴うこともあります。

生理が3ヵ月以上来ない「続発性無月経」

妊娠時・授乳時・閉経期をのぞいて、初潮を迎えてから順調に来ていた生理が、3ヵ月以上起こらない状態を「続発性無月経」といいます。原因としては、対人関係・環境変化のストレスなど精神的なものが圧倒的に多いようです。また、太り過ぎ・痩せ過ぎなどの栄養障害によるケースもあります。放置すれば放置するほど治りにくくなるので、早めの改善が必要です。

18歳になっても初潮がない「原発性無月経」

18歳になっても初潮が起こらない場合を「原発性無月経」といいます。原発性無月経の大半は、先天的なものが原因です。性染色体の異常、膣や子宮の発育不全・欠損、処女膜の閉鎖などがあげられます。また、幼少よりハードなスポーツを続けている場合にも、初潮が遅れることがあります。

生理期間が長い「過長月経」

生理の期間が8日以上続く状態を「過長月経」といい、出血が多い場合は「過多月経」を併発している場合があります。原因のひとつとして黄体機能不全が考えられますが、中には、子宮内膜症・子宮筋腫などの婦人病が原因になっていることも少なくありません。出血量が多くなりがちなため、貧血を起こしやすくなります。

生理期間が短い「過短月経」

生理が1日や2日で終わってしまう状態を「過短月経」といい、ほとんどの場合は、生理の出血量が少ない「過少月経」と同時に起こります。無排卵、子宮の発育不全、子宮内膜の萎縮などが原因です。無月経の前兆症状としてあらわれることも多いので、早めに適切な治療を受けましょう。